私は、拳をギュっと握り締めた。 そうしよう。 試すようになるけど、そうしよう。 私は、病院から出て、市役所に向かった。 そして、離婚届けをもらって家に帰った。 帰る途中に、お腹が動いた気がした。 ・・・やっぱり、この体はもう私一人だけの体じゃない。 家に着くと、洗濯物と食器洗いを済ませた。 そして夜ご飯を作って、彼を待った。 彼を信じて、待った。 ―――――――――・・・・・