「もう、好きじゃないの。」 私は、ポケットから離婚届を出した。 零はそれを見て、少し目を見開く。 けれど、ふうとため息を吐いて、ネクタイを緩めた。 「勝手にすれば。」 その言葉が、刺みたいになって胸を突き刺す。 貴方は、やっぱり私が好きじゃないのね。 「今までごめんなさい。」 私は、その言葉とともに自室に入った。 布団の中で、泣き声を抑えながら泣きじゃくった。 やっぱり、彼は私が好きじゃなかったのね。 ――私たちは離婚するの?