今まで私は好成績で
勉強してなくたって高得点。
授業は基本真面目。
たまーに絵を描いたりとかしていた。
ちょっと頭のいい中学生だった。
中学3年間、幸せだったか
そう聞かれて今なら
「楽しかった」
そう答えられるだろう。
でも、あの時なら
私は答えに悩むだろう。
本当にここにいてよいのか
私は…選択を間違ってないだろうか
悩めば悩む程わからなくなる。
友達がいなかったわけではない
クラスが楽しかったわけではない
部活動が好きじゃなかったわけでもない
ただ…よくわからなかったのだ
生きる意味が。ここに存在する意味が。
信用できる友達はいた。
何かあれば心配してくれた。
私のことを考えてくれていた。
だけども、私は信じれなかった。
信じてなかった。
クラスは楽しかった。
笑いあり、個性あり、
戻りたい、そう思える空間だった。
部活動も楽しかった。
学年問わず仲が良くて、
よく笑いあって、
練習はきつかったけど
やりがいがあった。
中学3年間
私は人を信じなかった。
「愛される」
それがわからなかった。
「愛してる」
それは知っていた。

