不思議そうに首を傾げる芦屋くん。
私の周りを見て目を見開くと走ってきた。
「大丈夫!?幼なじみちゃん!!」
芦屋くんは座り込む私の制服をパンパンはたくと悲しそうな顔をした。
「あ……。ありがとう……」
「ううん。それより、何があったの?怪我してる」
「えっと……」
なんて言えばいいんだろう。
芦屋くんと雅くんに近付いたから女の子達に嫌がらせされてる、だなんて……
そんな言い方二人が悪いみたいじゃん!!
ダメダメ!!
それに心配させたくないし……。
どうしたらいいのか分からない状態の私を見て芦屋くんは私の手を掴んだ。
「芦屋くん……?」
「ちょっとこっち、来て」
そのまま手を引かれて歩き出す。
驚いて上手く頭が回らない。
雅くんを待ってなきゃいけないからって言わないと!!
そう思うのに言葉が出ない。
そのまま引っ張られて連れてこられたのは美術室だった。
誰もいない美術室。
芦屋くんは私の手を放すと準備室へ歩き出した。
「えっと……。芦屋くん……?」
「ちょっと待ってて。えーっと、確かこの辺りに置いてたはず……。あ、あった」
芦屋くんは何かを手にすると私を振り向いた。
凄く綺麗な風景画。
それを私に見せると芦屋くんはニコッと笑った。
「幼なじみちゃんに、特別に教えてあげるよ」
「え……?」
「友達にも、雅にも言ってない俺の秘密」
そう言うと芦屋くんはその風景画を見て口を開いた。
「これ、俺が描いたの」
「え!?」
「意外でしょ?俺みたいなバカみたいな奴にこんなもん描けるわけないって思うでしょ」
「そ、そんな……っ」
「でも本当なんだ。俺、本当は運動なんかより絵 描いてる方が好きなんだよね。でも昔その事友達に言ったら『女みたい』って馬鹿にされて。そっからずっと秘密にしてたんだよね」
寂しそうにそう言うと芦屋くんは少しだけ笑った。
その笑顔を見たくなくて……
私は芦屋くんの手を掴んだ。
「私は、素敵だと思う!!」
「幼なじみちゃん……?」
「芦屋くんの、こんな素敵な才能を馬鹿にしたその人は、きっと後悔すべきだよ!!」
「…………幻滅したりしないの?」
.
私の周りを見て目を見開くと走ってきた。
「大丈夫!?幼なじみちゃん!!」
芦屋くんは座り込む私の制服をパンパンはたくと悲しそうな顔をした。
「あ……。ありがとう……」
「ううん。それより、何があったの?怪我してる」
「えっと……」
なんて言えばいいんだろう。
芦屋くんと雅くんに近付いたから女の子達に嫌がらせされてる、だなんて……
そんな言い方二人が悪いみたいじゃん!!
ダメダメ!!
それに心配させたくないし……。
どうしたらいいのか分からない状態の私を見て芦屋くんは私の手を掴んだ。
「芦屋くん……?」
「ちょっとこっち、来て」
そのまま手を引かれて歩き出す。
驚いて上手く頭が回らない。
雅くんを待ってなきゃいけないからって言わないと!!
そう思うのに言葉が出ない。
そのまま引っ張られて連れてこられたのは美術室だった。
誰もいない美術室。
芦屋くんは私の手を放すと準備室へ歩き出した。
「えっと……。芦屋くん……?」
「ちょっと待ってて。えーっと、確かこの辺りに置いてたはず……。あ、あった」
芦屋くんは何かを手にすると私を振り向いた。
凄く綺麗な風景画。
それを私に見せると芦屋くんはニコッと笑った。
「幼なじみちゃんに、特別に教えてあげるよ」
「え……?」
「友達にも、雅にも言ってない俺の秘密」
そう言うと芦屋くんはその風景画を見て口を開いた。
「これ、俺が描いたの」
「え!?」
「意外でしょ?俺みたいなバカみたいな奴にこんなもん描けるわけないって思うでしょ」
「そ、そんな……っ」
「でも本当なんだ。俺、本当は運動なんかより絵 描いてる方が好きなんだよね。でも昔その事友達に言ったら『女みたい』って馬鹿にされて。そっからずっと秘密にしてたんだよね」
寂しそうにそう言うと芦屋くんは少しだけ笑った。
その笑顔を見たくなくて……
私は芦屋くんの手を掴んだ。
「私は、素敵だと思う!!」
「幼なじみちゃん……?」
「芦屋くんの、こんな素敵な才能を馬鹿にしたその人は、きっと後悔すべきだよ!!」
「…………幻滅したりしないの?」
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