溺愛王子とヒミツな同居2




「あのね、その……へ、変な意味じゃなくて……」



ゴニョゴニョと口ごもるまりや。



何かを必死に伝えようとしてくる。



「間接……キ……」



そこまで言いかけて、また口を閉じてしまった。



間接……キ……?



途中で切れてしまった言葉に、しばらくの沈黙のあと、すぐにピンときた。



そういうことか。



だから、こんなに顔が真っ赤なわけだ。



答えがわかった俺は、まりやが様子をうかがおうと見る瞬間を狙って、目を合わせる。



「まりや、顔赤いけど?」



つい意地悪をする俺に慌てて、自分の残りのクレープをパクパクと凄い速さで食べ終わってしまった。



わかりやすい、ほんと。



慌てて食べ過ぎだし。