「まぁね。たまには2人の時間を作ってあげないと、まりやちゃんに嫌われちゃうしね。
それに、最近デートを断りまくってたから、女の子から愛想尽かされそうで。
それはオレ的に困るから今からデートなんだよ。それじゃあね、みんな」
投げキッスを俺達に送り、きょとんとするまりや。
男に投げキッス……気持ち悪い。
と俺と光と米倉は同時に思った。
「にしても、麻生先輩自分からカラオケに誘っておいて先に帰るとか酷いよね〜」
去って行く麻生先輩を見ながら、米倉がその背中に呟く。
「確かにね。まぁ、純礼のこともあったし。
じゃあさ、一件落着したことだしみんなでこれから行く!?」
すっかり元気になった光は、何故か俺にだけキラキラとした瞳を向けてくる。
何だよ……。この何かお願いしたいみたいな目は。
じーっと光を真顔で見てると、米倉も行こうぜ! と言わんばかりの目を俺に向けてきた。
まりやをチラッと見ると、俺の返事を待ってるのか米倉同様に見てきた。
はぁ……。仕方ねーな。
たまには付き合ってやるか。

