溺愛王子とヒミツな同居2




「まぁね。たまには2人の時間を作ってあげないと、まりやちゃんに嫌われちゃうしね。

それに、最近デートを断りまくってたから、女の子から愛想尽かされそうで。

それはオレ的に困るから今からデートなんだよ。それじゃあね、みんな」



投げキッスを俺達に送り、きょとんとするまりや。



男に投げキッス……気持ち悪い。



と俺と光と米倉は同時に思った。



「にしても、麻生先輩自分からカラオケに誘っておいて先に帰るとか酷いよね〜」



去って行く麻生先輩を見ながら、米倉がその背中に呟く。



「確かにね。まぁ、純礼のこともあったし。

じゃあさ、一件落着したことだしみんなでこれから行く!?」



すっかり元気になった光は、何故か俺にだけキラキラとした瞳を向けてくる。



何だよ……。この何かお願いしたいみたいな目は。



じーっと光を真顔で見てると、米倉も行こうぜ! と言わんばかりの目を俺に向けてきた。



まりやをチラッと見ると、俺の返事を待ってるのか米倉同様に見てきた。



はぁ……。仕方ねーな。



たまには付き合ってやるか。