溺愛王子とヒミツな同居2




思いもしなかったお誘いに、すぐに反応できなかった。



「お前の顔見ながら、お前が作ってくれた物を食べるって贅沢だよな」



まだ「うん」って言ってないのに、大翔君の言い方だと、もう一緒に食べることが決まってるみたいに聞こえるよ。



「ありがとう、大翔君」



素直に嬉しいと思った。



大翔君は、言葉ひとつで私を喜ばす天才だよ。



お礼を言った私に優しい微笑みをくれた。