探偵になる。

『ねぇリンの家って私の家より大きいよね』
『未来の家行ったことないからわかんないけど、そうなの?』
『うらやましいよー!』
意外・・・。まぁでも、私のお母さんは社長令嬢だから
お金に不自由はないんだけど。
お父さんもお母さんに負けないくらい頑張ってる。
だからお母さんも仕事ばっかしてないで、たまにはみんなで・・・
『リン?ぼーっとしてるよ?』
『あ、なんでもない!』
未来はうらやましい
いつも探偵の仕事が終わるとお父さん、お母さんと
一緒にかえってる。
未来のお母さんの仕事先は近くのショッピングセンター。
だから、帰りに寄ってくれるんだって。
大きな家よりもそっちのほうがうらやましい。
みんな、今の幸せに気付いてない。
って、私もか。
『また、未来の家行かせてね!』
『もちろん!なーんもないけどね。』
へへ、楽しみ。


『みらいー!』
未来のお母さんが迎えに来た。

『リン!また明日探偵がんばろ♪』
『気を付けてかえってね!』
いいなぁ・・・。
楽しそうに帰る三人を見ていると
そこに、お父さんが珍しく来た。
いつもならまだ仕事してるのに。
また仕事かな?
『リン。久々にご飯でもどうだ?』
『お父さん。お母さんも呼びませんか?』
『あ・・あぁ。一度聞いてみる、』
あら、珍しい。
前は『どうせこないだろ』って機嫌悪くなったのに、
『もしもし?・・・・・・・』
お母さんは私に会いたくないのかな。
小さい頃からお母さんには三か月に一回程度しか
会ってない。
私のお母さんがわりはお手伝いさん。
今。もしもお母さんとお手伝いさんどっちが好き?ってきかれたら、
お手伝いさんかな。
お手伝いさんには亡くなった子供さんがいて、
生きてたら私より三つ上だったんだって。
年も近いせいか、お手伝いさんは私の事をかわいがってくれる。
服を買いに一緒に行ったり。
明後日も、探偵が休みだから一緒に服買って、お食事行って
夜遅くまで遊んでくれる。
お父さんもどうせ帰ってこないから、お泊りも
するんだよねぇ・・・♡

『リン!お母さんがくるってよ!』
『はい!』
お父さんはいつもより明るい声で
私に笑顔をみせた。