朝食バイキングのホールで~
妻と子供は皿を持ち、嬉しそうに料理に目が釘付けだった。
殆んど寝ていない、精神状態も高ぶっている俺に……食欲なんてある筈がなかった。
コーヒーだけを入れ、テーブルで一人……
ぼ~っとしていたら、
!!!!!!!!!!
俺の目に!俺の視界に!
あのババアが!
ホールに入って来やがった!
「おはようございます、おはようございます、おはようございます」
と、客達みんなに挨拶している。
白髪で、縦じまの着物を着た、あのババアだ!
コーヒーカップを持っていた俺の手は震え始め…………
ガッシャ~ン~
カップが手からスルリと落ちて、砕け散った。



