四組敷かれた布団……
妻と子供は早く眠りに就いた。
俺は……なかなか寝付ける筈がなかった、あのババアのせいだ。
トイレに行ったり、タバコを吸ったり、ベランダに出てみたり……うろうろ……うろうろと………
深夜も過ぎ………
いくら考えても仕方がないと思った俺は、観念して布団に潜り込んだ。
うとうと…うとうとしかけた時だった……。
「ようこそ~いらっしゃいませ~」
「ようこそ~いらっしゃいませ~」
「ようこそ~いらっしゃいませ~」
……と聞こえてきた声で、目が覚めた。
何だ?今の声は?
横を見ると…すやすや眠る妻と子供……。
その時!
何故か…視線がこちらに向けられて気配が!
人がもう一人……家族以外の人間のいる気配が………
布団の中で体を起こし、薄暗い部屋内を見渡した時!



