「真理子~~」



亡くなった筈の恋人が、布団の中の健太郎を覗き込み、微笑んでいるではないか!




夢か幻か……果たして、俺は気でも狂ったかと……健太郎は考えた。


一度、瞼を閉じて、両目を擦り……再び目を開けた。




そこに、やはり真理子……がニコッと笑っている。 



と、いきなり立ち上がり…………



 何処へ行くんだ?



押入れを開けたかと思うと、中へはいって行った。




襖は閉められ………。






  ?????