「はい。じゃあ一年生自己紹介お願いしまっす。経験未経験と、ポジションも」


あんなんでも、一応我がバスケ部部長の佐助はテキパキと一年生に指示を出す


にしても……

「3番目の奴、デカイなー」

ボソっとつぶやいたけど、佐助には聞こえたみたいだ


「だな。お前くらいあんじゃね?」

そうこうしているとその3番目の奴の順番になった


「田崎愁です!小1からやっていて、ポジションはCF(センターフォワード)です。よろしくお願いします!」


CF!?
センターもフォワードも出来るってか!

「凄えの来たな…」

佐助の方を見ると
俺と同じことを考えているのか

目が期待で満ちていた





練習後

俺はさっそく田崎の所へ向かった

「田崎!」

「はい!」

あっちも俺の方に走ってくる


「お前、身長なんぼ?」

「えーっと…こないだ計った時は183でした」

183!?危ねー…


「やっぱデカイなー!」

俺たちの様子をみに来たのか、佐助も話に加わって来た

「俺185…ほとんど同じだな」

佐助は179だから低い方では無いけど…

「こうして見ると、結構身長差あるんだな」


つまりは俺と佐助もこれ位の身長差があるという事だ



やべぇ…

これから先のこと考えると

めちゃくちゃ楽しみになって来てニヤけが止まらない


「陽翔?何ニヤけてんのさ。キモ…」

「あ?」



そういや

こいつの事シメるんだったなー

よし、殺るか☆


「え、ちょっ、待とう!?ね!?」

慌てる佐助の言葉をシカトして

4の字固めを決めてやった