「はーるーとー!おいこら起きろ!」

「…んあ?」

「何が んあ?だよ。そろそろ終わるから起きろ」

まじか…

結構寝たな〜

ん?てか…

「なあ、なんかめっちゃ騒ついてね?」

女子も男子もざわざわしてて何かサプライズ的なものがあったのかと思った

「あ、そっかお前寝てたもんな」

「そっか、じゃないだろ…」

起こした張本人がなに言ってんだよ

「いや〜!あのな?新入生代表あいさつあるじゃん」

「おう」

「その代表あいさつしたのが女子だったんだけど、めっちゃくちゃ可愛かったんだよ!!!」



……こいつ、小声のくせに目輝かせてやがる


「そんなに?」

「そんなに!」

あー息を飲むほどの可愛さってあーゆうことを言うんだな〜

なんて佐助が興奮している間に入学式は終了を迎えた

「これにて、入学式を終了致します。
新入生は各自のクラスへ移動して下さい。2、3年生は後片付けの係りの人以外はクラスに戻りましょう」


「ほら、騒いでないで戻るぞ」

まだ眠気が残るなか、俺は自分のクラスへと移動した