「いただきます」

………あ、そういえば


「オヤジさん帰ってくるのいつだっけ?」

「えーと3週間後かな」


ふーん


「なんで?」

「ちょっとな」

「?」



食事が終われば俺がコーヒー、芽衣子が紅茶を飲むのが定番で

気づけば俺の服も何枚かこの家にある状況で



「芽衣子、ちょっと来て」とソファに呼んだ

「…………」


また、そんな顔する

「早く来い」

「……大学の話?」

「そうだ」



渋々ソファに座るが、こっち見ない


しょうがねえな


芽衣子の足を枕にして寝ころんだ

「……話するんじゃなかったの?なんで寝てるのさ」

「するよ」


天井の灯りが眩しくて目を閉じた