君色君音


「特に何もなかったけど」



「ならいいけど。



でも、夜道を1人で歩いてんじゃねぇよ



いくらなんでも、危ないだろ?



どんなモノ好きがいるかわかんないんだからな。」




コ、コイツ…



心配してくれてんのか?



それとも、私を非難してんのか?



「大丈夫よ!



どんなモノ好きだろうと



私なんかを



いい女だなんて思わないわよ!」