「…私がここに来たらいけないわけ?」 どうやら私は、 こんな言い方しかできないようだ。 彼は苦笑としか 言えないような笑いを見せた。 そんな 顔を見るのが辛かった。 苦しかった。 「…ってよ」 「?」 彼が私に近付いてきた。 ある程度の距離まで 来たとき、私は両腕を掴んだ。 「笑ってよ!!!!」