夏は恋する季節



「あー、蜜柑?だって昨日、悠もって…」


美桜は新井くんからあたしに視線をうつして眉をさげた



「冗談だとおもったもん!」




男の子と海とか!しかも新井くんと美桜は幼なじみだし…



浮いちゃう…




「あのー、蜜柑ちゃん?」



美桜とあたしの間に入ってきたのは新井くん



「なに??」



「あと一人呼んでるんだけど…」




え?!




きいてない!




美桜!




あたしは美桜の方をむいた




「い、いや!だって言ったら蜜柑断ると思って…」




そりゃそうでしょ!




だって、海だよ!男の子と遊ぶとか…




いや、もうここまできたらいいんだけど