「男子の人数、足らなくなったらしくって、俺、駆り出されたんすよ!」 あたしが聞く前に心也くんは得意気に言った 「そう、なんだ」 あたしと心也くんが手を握る 「先輩、手、冷たいっすね」 あたしの手を触ってからの第一声 「え!そう?」 「うん、俺が暖めますよ」