夏は恋する季節



「いえっ♪なんでもありません。さ!蜜柑先輩!帰りましょ!」



如月くんはさっきの険しかった顔がまるで嘘みたいに笑顔であたしの腕を引っ張った



「き、如月くん!」




あたしは如月くんに引っ張られるしかなかった