「じゃあ、諦めなくてもいいですよね?」 え? 頭をあげると如月くんは真剣な顔であたしを見ていた 諦めない…、それは、別に… 「う、うん」 「よっしゃ!よろしくおねがいします!蜜柑先輩っ!」 如月くんはガッツポーズをしてあたしに手を差し出した あたしはその手を握る すると如月くんは笑みを浮かべて、戻りましょうか、と言った