「あっ、わり、嫌だよな」



なんで、なんでそんな傷ついた顔するの?



了は立ち上がってカーテンを開けた






「別に、どうでもいいかもしれないけど、お前運んだの、俺じゃねぇから」






冷たく、そう言って保健室を出ていった




「…っ!」




涙が、とまらなかった