生きててよかった。あたしずっとディズニーランドいってみたかったんだよね!

あたしは心の中でも十分浮かれれていた。

「じゃ、明日から夏休み入るから明日な!日帰りじゃあもったいないから、三泊四日。」

そう。夏休みは明日から。行きたくもない学校も無事休みに入った。カズといれるってことがあたにとって十分幸せなことだった。

「明日、俺の家に午前4時に集合ね。」

「わかった♪」

あたしはカズと側にいるだけでも目をつけられているのに、一緒に帰ることなんて到底出来ずに、あたしが先に学校を出ることになった。

その夜あたしはデート用の服を何時間もかけて選んで、以前雑誌でディズニーランドのことが載った雑誌を読んで、ディズニーランドはどんなものがあるのかを見た。

「ディズニーランドってすごいんだろうなー・・・。」

あたしはその日、眠ることもなくカズとの妄想を膨らましては顔をニヤつかせたりした。

午後3時────

あたしはデートで着る服などを入れたカバンをもって親には「友達の家に三日間泊まってくるね。」と、いうメモを家に残して、家を後にした。

ディズニーランド楽しみー・・・。カズと側にいられるだけでも嬉しいのに。

家から約40分。カズの家の前につくとその家は大きくて唖然とする。

「大きすぎ・・・。」

ドキドキとながらチャイムを鳴らすと、メイドがいつの間にか隣にいて

「おはようございます、お嬢様。」

頭を下げて微笑みを見せるメイドをみたあたしはすこし胸キュン。

メイドってこんなに可愛いんだなって思ったのははじめてだったり・・。