「「はぁーー」」
「課題出されたね」
「そーそ!でもさ咲利に対してあの教師優しすぎない?うちと咲利との対応まるで違う!」
「そんなことないよー、気のせいだって」
でも実はうすうす気づいてた、なんか私に優しいな~って、でも屋田(やだ)先生奥さんいるし、高校生に……なわけないか
「ごっめーーん!今日バイトあるー!」
「うん、いーよいーよ!っていっても駅まで一緒だけどさ!」
「うん!!」

ーーーーまもなく電車が到着します、白線の内側までお下がりくださいーーーー

「あーー、綾美の方が先に来ちゃったー」
「ははっ!綾美様完全勝利!!またねー」
「またあしたーー!!」
もう、綾美ったらまた自分に様付けして……

ーーーーまもなく……
やった!きたー!!
あ!席空いてるー!よーーし!早くのるぞー!
ドアが開くと同時に乗り込もうとした
「「「ドンッッッ」」」
「きゃっ」
「わっ」
ふわ~
なんだろレモンの香り??
「すいません」
「あ、全然いーですよそれより膝大丈夫ですか?」
咲利は膝をみる
「血でてるーー!!」
「っははは」
「どーしたんですか?私そんなに変ですか」
と言いながら髪を整える仕草をすると
「いやなんでもないよ、ただ血でてるーー!!の言い方がさ、面白くて!」
「もー、そんなことありません!」
「あはは!ごめんごめん、俺、穣誠(じょうせい)高校2年日暮里疾風(にっぽりはやて)って言います」
「えーと、私は、蒼空李(そらい)学園高校2年舞原咲利です」
「え?!蒼空李って、あの超名門?すごいな!」
「いやいや、全然ですよ!」
「ってか俺ら同級生じゃん!タメでいーよ!」
「うん!そーだね!あ!!シャツの汚れどーしたの?」
「ん?あー、レモンティー溢したわあはは」
「えー!!すいませんすいません!!」
「いや、気にしないで」
ーーーードアがしまりますご注意くださいーーーー
「あー!待って待って!閉まんないでーー!」
「あ!咲利の、いえどこー?!!」
「こっから、一駅のとこです」
「俺が送ってこっかー?」
「ほんと?ありがとー!!」
「俺咲利って呼ぶから咲利も疾風って読んで!」
「うん!!」
疾風は背が170センチは優に越えてて、モデル体型髪はツーブロックで、目はキリッと一重のクールイケメンだ~と見とれてると
「何してんのー??」
と顔を覗いてきた!!
「わーーー、何もないーーー!」
「ねーね、それよりも膝の手当てしたいんだけど……家入っていい?」
「うん!ありがとー!!あ、家ここです」
「あ、うん」

ーーーーガチャーーーー
「ただいまー!あ!っていっても誰もいないから気軽に入ってね」
「ほーい、お邪魔しまーす!」
「お茶だすからまっ…「もう待てないよ」」
「え?!」
「手当てさせて」
と首を横に傾げて、お願いのポーズをしていた
「ははっ!疾風って見た目と違うね優しいんだね」
「もしかして俺が悪いやつとでも思った?」
「わーーー、違うの違うのーー!」
「はははっーー!」



「よし!手当て完了とゆーわけでお邪魔しましたーー!」
「うん!ありがとう!」
「また会ったらよろしく!」
「もちろん!またね~」





ー夕暮れ時の新たな出逢い新たな予感