次の日の朝。



『今から帰るから』








しゅんからの着信。

もうこれが最後の着信なんだ。

それでも、電話くれたことが嬉しかった。





『来れない?』






しゅんに聞かれたけれど、
今からじゃしゅんを2時間は待たせる。

その前に、
あたしは1時間置きの証拠メールをしなければならないし、
ママの見張りつき。








好きならそんなの強行突破すればいい、
そう思うけど、できなかった。




「またばれたら?」




あたしは結局自分の保身しか考えてなかったのかもしれないね。