時は、次の日の朝──


そう、私の隊が決まる日となった……


(私は一体、どの隊に入るのだろうか)


私は、ただただ言われるその時をひたすら、そんな事を考えながら過ごしていた



総「……あっ、土方さん達来たみたいですねー」


沖田さんは、他人事のように言っていた
まあ、他人ですけど



歳「月白は居るか?」


土方さんは、私が目の前に居るというのに、問いかけていた



(……気づかない?目の前に居るのに?この人は目が悪いのか?)



私は内心、土方さんをけなしながら、気づくのを待った


そして、何故か沖田さんは笑いをこらえている…こらえられていないが



小『…………。』



歳「………。」



総「…クスクスクス」
 


歳「………居ないか…」


小『…………居ますよ。目の前に』



私は、待った挙げ句に、土方さんが本当にその場を去ろうとしたので、声を出した。流石に、そのまま黙っていたら、本当に去っていただろうから



歳「っ?!!!?えっ!!!おめぇ、いつの間にそこに!?」



土方さんは、本当にビックリしているようで、目を見開いている


そして、それを見ている沖田さんは毎回の事ながら大爆笑



小『いつの間にと聞かれましても…初めからですが』


私は、ただただ真顔のまま言った