現代殺人鬼少女~今度は誠の為に~

(んー…どうしよう。やっぱり沖田さんに言った方が良いか…?)


困った末に、沖田さんに言う事にした


小『…沖田さん…ちょっと良いですか?』



私は、部屋の外に居るであろう沖田さんに話しかけた



総「あれ?もう着替え終わったんですか?」



小『いえ…それが……私、袴着たことが無いんです』



私がそう言った途端、長いようで短い時間二人の間で沈黙続いた


その後、沖田さんがいきなり笑い出した



総「ふっ、あははははっ!!」



小『……………あの、着替え方教えてください…そんなに笑って無いで』
  


私は、冷静に言った
お腹を抱えながら、ものすごく笑っている沖田さんに



総「あははははっ!!そうですね!教えます教えます」


若干笑い過ぎて涙目になりながら沖田さんは答えた



そこから私は、沖田さんから袴の着方を教わって、なんとか着替えた…といっても、その後、沖田さんに少し直して貰ったりしたが…



(はぁ…なんか、大変だった気がする)



私は、着替えだけで少しげっそりしたような気持ちになったが…



総「………あっ…大変な事を忘れてました…」



小『……………?』



総「…貴方を道場に連れて行かないといけないんでした。きっと、鬼が顔を赤くしながらとてつもない形相で待ってますよ」



沖田さんは少し笑いながら言った



(鬼って…もしかしなくても、土方さんか…そんな笑ってて大丈夫なのか?)