総「俺の事は知ってるよね?言ったもんね?」
知らないなんて言わないよね?言ったんだからとでも聞こえて来そうな笑顔で私に言った
というより、少し黒いオーラが出てる気がするが…まあ、気にしない事にする
小『はい、わかってますよ。沖田総司さんですよね?』
私がそう言うと今度は満足そうな笑顔になった
今度は黒いオーラは出ている気はしないので…まあ、良かったと言うべきか……?
平「えっ!?お前、もう教えてたの!!?早くね?!?」
藤堂さんはとても、驚いていた
凄くうるさいが…それは言わないでおこう
総「ここに連れてきたのは俺だよ?俺の名前知ってるのは当然だよね?そんなのもわからないの?平助は本当に馬鹿だよねー」
沖田さんは笑顔で藤堂さんに言った
わかった…この人…ドSってやつか
平「馬鹿って!!俺馬鹿じゃねーしっ!!馬鹿っつった方が馬鹿だし!」
藤堂さんは定番の文句を言って来た
それこそ馬鹿だと私は思う
総「あっれー?平助も馬鹿って言ってるじゃん。ていう事は平助は馬鹿って事だよねー」
沖田さんはクスクスと笑っている
勇「総司?そろそろ止めてあげなさい。可哀想だから」
近藤は流石に藤堂さんを可哀想と思ったようで…沖田さんを止めた
歳「で、近藤さん。もう新撰組に部屋は一つも開いてねぇよ?どうすんだ?」
その土方さんの言葉を聞き、全員が(小夜以外)……あ……………と放心状態になった
その後、皆考え込んでしまった
__そして、数分が経過した__
歳「あーーー!!面倒くせぇ!おいっ!総司!!おめぇが連れてきたんだ、おめぇの部屋で良いだろ!てかそうしろ!!」
土方さんはいきなり大声を出したと思ったら沖田さんにそう言っていた
総「俺ですか?…わかりましたー。土方さんの命令っていうのは気にくわないけど」
歳「気にくわないとはどういう事だ!!」
総「どういう事って言われても、思った事を言っただけですよー」
沖田さんはへらへら笑いながら言った
土方さんは鬼の形相だ
歳「まあ、いい。とにかく総司!コイツの服装は目立つからお前の昔の袴を貸してやれ。それと、後で道場に来い」
総「わかりましたー」
勇「とりあえず、月白君のこれからの事は決まったからな。皆、集まって貰って悪かったな。解散してくれ」
近藤さんは笑顔で最後をまとめた
まあ、本当にまとめられてるのかはわからないが
(というか私、ほとんど話してないけど…大丈夫なのだろうか?…というか、隊士って事はまた、刀を抜かないと駄目なんだろうな…もう…刀は抜かないと決めたと言うのに………)
「じゃあ、行きましょうか」
沖田さんは笑顔で私の手を引いて歩き出した
