その言葉にその場に居た全員が息を飲んだ
見た目、14くらいに見える(童顔とも言う)少女が、刀を所持しているとは言え、まさかそんな事を言うとは誰も思っていなかったからだ
そんな静寂に包まれた中
一人だけ口を開いた……
総「なんで…そんな事を言うんですか!?命を粗末にするなっ!!」
沖田さんが怒鳴った
とても真剣な面もちで
小『粗末?私は数え切れない程の人を殺めて来た。私は生きていてはいけない人間、人を殺める事でしか…生きて来られなかった最低な人間』
私は、これまで生きて来て…初めてと言っていいほどに長く、人に言葉を発した
勇「総司!落ち着け。君もだ」
近藤さんは、私達2人を落ち着かせる為か、声を出した
勇「私は信じる。君が長州の間者じゃないと。だから、君の事を教えてくれないか?」
近藤さんは落ち着いた声で私に聞いてきた
私は、何故か安心…というのだろうか…
とても、落ち着き…少しだけ話そうと思った
沖田さんや、近藤さんを見て…たったの数分…数時間という短い時間だけれど
どこから来たかくらいは答えようと思えた
