私は、それ以上見たくはなかったので
目をゆっくり開けた
そうすると、気配がするので
気配のする方を見ると
長い髪を後ろの高い所で一つに結っている
綺麗な男が居た
?「こんな所で何してるんですか?」
男は初め驚いたようだったけれど、笑顔で聞いてきた
小『…別に…。ただ眠っていただけ』
私がそう言うと男はビックリしていた
?「っ!?貴方、女でしょう!?危ないじゃないですかっ!」
小『別に…大丈夫。』
心配されたから、刀を見せながらそう言った
すると…男の目が鋭く、そして冷たい突き刺すような目に変わった
?「…刀…貴方、長州の間者ですか?」
小『違います。というか、さっきから思ってましたが…貴方誰ですか?』
?「俺は、新撰組一番隊隊長沖田総司です。とりあえず、ついて来て貰えますか?」
そう言って男は私の腕を掴んで引っ張って行った
私、まだ返答してないのだが?
聞いた意味がないだろう、返答聞かないなら初めから聞くなと言いたくなったが
とりあえず、付いて行く事にした
というより、沖田という男…
見た目よりずっと力が強い
離せない……というのが本当だ
というより、沖田総司?
私は本当にタイムスリップと言うものをしてしまったようだ……
