「佳奈さんと康介さんの会社の女性、随分と古い付き合いだそうですね」
「それは、っ」
「彼女も、あなたと同様ブランド品とやらが好きらしいですね。しかし、彼女の収入じゃとてもじゃないですけど大量購入するわけにもいかない。そこでです、佳奈さん」
「な、なによ」
「あなたの浮気相手から買ってもらったブランド物を少し差し上げるかわりに旦那さんとに言い寄るようにと頼んだのでしょう」
相手もブランド物欲しさにいいよるくらいなら、と承諾した。
「康介さんについた香水の匂いと女性の嘘の発言。これで強引にでも浮気の証拠はつくれる。そうお考えになったのですね」
「・・・っ」
唇をぐっと噛む仕草を見れば、どうやら図星らしい。
「それは、っ」
「彼女も、あなたと同様ブランド品とやらが好きらしいですね。しかし、彼女の収入じゃとてもじゃないですけど大量購入するわけにもいかない。そこでです、佳奈さん」
「な、なによ」
「あなたの浮気相手から買ってもらったブランド物を少し差し上げるかわりに旦那さんとに言い寄るようにと頼んだのでしょう」
相手もブランド物欲しさにいいよるくらいなら、と承諾した。
「康介さんについた香水の匂いと女性の嘘の発言。これで強引にでも浮気の証拠はつくれる。そうお考えになったのですね」
「・・・っ」
唇をぐっと噛む仕草を見れば、どうやら図星らしい。


