依頼は織田探偵事務所まで

俺は速水家からそのまま康介さんの会社に向かった。

会社に着けば既に茜が待っていた。

「おせぇ」


「これでも急いできたんだよ。つーかどうなってんだよ。これじゃ佳奈さんが不倫してるってことに・・・」

「は?今更かよ。気づくのもおせぇな。今までよく探偵できてたな」

「お前気づいてたのかよ。言えよ」

「気づいてると思ってたし」

「・・・馬鹿なもんでね・・・」