あれから数日がたったけどストーカーは現れなかった。


「笑実!昨日も大丈夫だったか!?」

「うん。大丈夫だったよ!毎日ごめんね!」


そう。空はあれから毎日私に声をかけてくれる。
本当にありがたい。


それより!今日は2回目ライヴなの!
本当ワクワクしてしょーがない!


前なら緊張でガチガチだったんだけど
今日は緊張よりワクワクが勝っている!



「笑実!今日は楽しもうね!」


夏音ちゃんも楽しみそうだなー。
ウキウキしてるのが、目に見えるもんね!
ってか、目が今日一日ずっと輝いてるもん!


「うん!ファンが何人かなんて関係なく、来てくれてるみんなに笑顔を届けようね。

バラードでも感動してもらおう。」


「そうだね!」


しかも今日のライブハウスは前より少し大きいらしい!


まあ私が昔から夢見てるのは
トールポアメッセで歌う事なんだけどね!

世界の人が恐らく夢見ているであろうトールポアメッセはそれほど大きいイベントがないと開かないんだ。


私は絶対に夏音ちゃんとpieceとしてあそこに出るんだ。


「それじゃあ向かおっか!」