あー本当どうしよ。

正直、ゼルビアの申し出を断ったら次はないと思うんだよね。
ただ、まだ整理が出来ていないから。
でも夏音ちゃんを待たせる訳には行かない。

どうしたらいいのよーーー。

ブルッ

携帯?電話誰だろ?


「もしもし?」

「あー音為か?」

「叶多?どーしたの?」

「ゼルビアからの申し出あったろ?どーすんだ?」



「正直まだ迷ってるの。」

「音為迷う必要なんてねーよ。お前はあのゼルビアに勧誘されたんだ
昔否定されたのを今は惹かれたって言われたんだ
自信持って向こうの世界に行けばいいんだよ
俺も後から追い付くからさ」


叶多…そーだよね
見返したってことだもんね!
何を迷っていたんだろう?
私はもう…逃げない!


「ありがと叶多!私行ってくるね!」