スマイルソング

今日1日叶多は帰って来なかったし
私から連絡するのもなんだかやだ。
なんか変な意地かもしれないけど私にもプライドと言うかひけない部分はある。

でも私も悪いところはあったと思う。
叶多には叶多の言い分があったと思う。
ちゃんと聞いてあげれば良かったのかな?


普通なら女の子が重たくてみたいな感じだけど私はサバサバ系女子なんです。
いや、叶多が大好きなのは本当だよ?
でも、友達が居なくなるのが……怖い……



「笑実!今日は一緒に帰ろっか!」

夏音ちゃんが優しく
無理しないでいいんだよと言ってくれてるみたいな声色で誘ってくれた。

「うん!」

断れるわけないよね。
別に夏音ちゃんが嫌いとかじゃないし
むしろ大好き。
例えば夏音ちゃんが男だと仮定して夏音ちゃんが友達じゃなくなるとする。


想像するだけでなんだか泣けてきちゃう。
そんなの絶対やだもん。


「笑実?大丈夫?」

夏音ちゃんは相変わらず優しい声色で話しかけてくれる。
私はなんて良い友達を持ったんだろう。

「大丈夫だよ!ちゃんと話し合う!」


そーなんだよ。話し合わないとなにも解決しないしね!
自分の非は受け入れるし叶多の言い分もちゃんと聞く。

もっと回りを良く見ないとね。
頼れる友達もこんなすぐそばに居るんだから。


「夏音ちゃん!ここで大丈夫!ありがと!」


私は夏音ちゃんのバイバイも聞かずに家に走り出した。


「え!?笑実!?バイバイ!!」


バイバイ。
私は大丈夫だからね。