この頃体調があまり良くなかったのだ

大きな病気にかかった事はないが
ちょくちょく身体を壊す私はいつも通りだと思っていた

だが裏腹にそれを聞いた坂鍍はムッとした顔をして

「なんで教えてくんないかなー」

というと坂鍍と私のお弁当を片手の指に引っ掛け

私の腰に素早く手を回し

「掴まって。」

とだけ言って私をグイッと持ち上げる