この気持ちに気づいた私は急いで坂鍍の方に顔を向ける

「どうした?顔赤いけど。熱あんの?」

心配そうな顔をした坂鍍が私の方を真っ黒い瞳で見つめる

思わず下を向く

自分の気持ちに気づいて
意識すると心拍数が増すばかりで心臓が爆発してしまいそうになる

混乱してると坂鍍の筋肉質な私より白い腕が伸びてきて少し汗ばんだ額に手が触れ同時にヒヤッとした感覚に襲われた