永遠を探しに

そういうと坂鍍は頬に少し空気をいれて口を膨らませた

まるで女子みたいな行動というか幼いというか不覚にも可愛いなと思ってしまう

「じゃあ俺と一緒に歌ってよ!」

思いついたようにずいっと迫ってきて思わず身をひく

「曲はお前の好きなバンドの"friend"でいいよな!んじゃ1番まで」

そういうと指揮を取りはじめ
目で「歌えよ?」というかのように合図をしてきた