多目的ホールに近づくにつれ
たくさんの声が聞こえる。
二階の家庭科室の前の水道に並び
手を洗う
「りあ先輩はどーなんすかー!」
廊下から近づいてくる陽太の声
陽太が名前を呼んだのは
2-2の久遠梨藍(クドウリア)先輩。
声がする方を振り向くと
その二人の声は聞こえず、
2年の男子の先輩が横を通ってゆく。
やばい、来る?
身構えていると
オレが見るまえに、菜知に見えたらしい
「うふふ、朔。」
肩をガシッと捕まれる。
菜知ちゃん、握力そんなにあったの。
そして、りあ先輩、永輔、陽太の順に
オレの前に現れた

