まだ、作ってまもない校舎は
オレンジを貴重とした落ち着いた雰囲気。
下駄箱にシューズを履き替え、
ボードで日程を確認し、大階段を上がる。
オレの教室は
二階の一組。
「あっ!朔さん、おはよー」
「はよー」
オレはなぜか、だいたいの人に
さん付けで呼ばれる
しかも、
特定の人は敬語。
オレの立ち位置がよく自分でも
分かってない。
ホームベースに入り、
ロッカーに自分の荷物を入れ
体操着に着替える。
すると、
「ぇえ!?今日着替えんのっ!?」
とことこと、ホームベースに入ってくるのは
速水菜知(ハヤミナチ)。
オレよりちっこくて可愛い。
「おー。一時間目技術だからー。」
「え、着替えたくなーい。」
「あははー」
続々とクラスメートが、入ってくる中、
オレは準備を済ませ、ホームベースを出る。

