「俺
死んじゃう。」










不安で悲しくて寂しくて






誰かに気にして欲しくて









そんなとき






オレは自己中なんだなって









また、いやな自分が出てくる









「どうした?」









そう聞いてくれたのは









残念ながら女子ではなく









宙の彼氏の榊祐仁だった。










オレはゆうちゃんて呼んでる。











ゆうちゃんは残念ながら









うちの中学のなかでも








イケメンだ。残念ながら








面食いのオレは



昔、付き合っていた。








でも、

ゆうちゃんはあんまり喋らない。



つか、
喋り掛けづらい。




オレんなかでは









でも
LINEでは話せる










軽めに説明して



「誰かに聞いて欲しかったからさ。
ごめんな。」











「大丈夫よ」











やっぱり
誰かに聞いてもらうと


どことなく


落ち着く。






「ありがと」












しゃーない。





許してあげる。








宙の彼氏にだってこと