めざせ!!卒業!?〜凛と爽の素敵な高校生活〜




この日の練習は紅白戦

3年生も結構いるし紅白戦はおもしろい試合になっていた


3年生たちは今までとは違うポジションをやってみたり


まぁメインは1、2年だから審判やったりコーチャーやったり

でも楽しそうだった


グラウンドの少しはずれにあるベンチから白崎と試合を見ていた


なんか言うならここしかない


でも、あんまきつく言うとめんどくさいことなりそうだしな


私はどうしたらいいかなってもやもやしていたけど、白崎はずっと一点を見つめていた


サードコーチャーの爽をずっと見ていた


「マネージャーってさ、一人だけに注目したりとか一人だけ特別扱いはだめなんだよ」


思い切って声をかけてみた


「………先輩はどうなんですか??」


どうって言われても……

私そんな器用なことできないし

「別に私はそんな誰かを特別とかないから」


「爽さんは違うんですか??」


だって夏が終わってからだったもん

私たちが始まったのは