ゴールにはまだあまり先生はいなかった
もちろん美波はいた
ゴールにいた先生に番号のついた紙をもらった
ってことは三位!?
「おつかれっ!!
ほらみて!!私優勝!!」
美波は『1』と書かれた番号札を私に見せてきた
さすがじゃん!!
「さすがじゃん!!
もう美波ぜんぜん見えなかったし!」
私の前にいた子はちらちら見えてたけど
「だんとつだったからね!!」
さすがだ(笑)
まわりにもぞくぞくとみんなが戻ってきていた
「おまえらショートカットしてないだろうな?」
なんかうれしそうに私たちのところにきた担任の石嶺
「してないよ!!
私たち本気出せば足はやいんだから」
「まぁ私たちだいぶクラス順位に貢献してると思うよ」
たぶん良い線行くんじゃないかな?

