「まゆたん。大丈夫…」

まゆたん?!
いやいや。何が起きたの…

「あ…うん。 ごめんなさい。ありがとう」

「まゆたん。気をつけて♪」


すごくすごくいい匂いがした。

柑橘系の優しい香り。

彼にピッタリだった。


「ふふっ。 じゃあまたね、」

隼くんは、私に笑顔向けて言った。

私は、何も言葉が出なかった。


これが、私と隼くんの出逢い