俺との婚約も茉莉の事を考えて早く進める様に両親に言った。


俺の側に居てると茉莉は何もして来ないはずだから…


あいつは俺の本当の怖さと言うのを知ってる。だからあいつはお前が俺の側に居てると絶対に何もして来ないし手出しは出来ない。


だから婚約した。


お前は不満があるだろうけど俺はお前を側で守りたい。


……………。
何も言う事が出来なかった…

そんな事まで考えてくれてたなんて思っても無かった。





俺と結婚してくれ…

俺と一緒に成ってくれ…


俺と二人で達哉と愛里の分まで一緒に生きたいんだ…


…………………。
晧覬…

私はもう…

身体を震わし目から溢れ出る涙を拭う事も出来ずボロボロと涙を流し続けた。