〔まず先に俺の話をしなくちゃいけないから聞いてな…〕


頷く私を確認して…



茉莉は5年前に知り合って達哉が亡く成るまで一緒に居た女で茉莉も言ってた通り…
俺は茉莉をお前の身代わりにしてた。

茉莉は瑠璃お前の存在は知ってた。
達哉の彼女で婚約者だって事も…

そして俺がずっと想ってる女だって言う事も知ってた…


……………………。


茉莉は瑠璃お前になりきろうとお前の癖や仕草を研究して俺は本当にお前と付き合ってる感じだった…

でも達哉が死んで…


達哉の頼みを遺言を読んで俺は達哉の代わりでもいい…。そう決めたんだよ。だから茉莉に話をして俺達は別れた…

後はお前の記憶通り俺は毎日お前の家に通ってお前の側から離れ無かった。



でもお前は俺の事を忘れてた…


事務所であったのが初めてじゃ無いって言う話をしたよな?


10年前に会ってるって言う話…

それに俺がお前の家に行ってた時。


瑠璃お前はことごとく俺の存在を忘れてくれてた…