弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』


その言葉に…

自分が晧覬に見とれてたのに気付いた。


〔瑠璃、今日ごめんだけど…。もしかしたらこの書類が必要に成って来るかも知れないんだよ…。要る様だったら電話するから会社に持って来てくれないかな?〕


分かった。
そう答えると…
晧覬がキスした…


…………………。
これって…

本当に新婚さんがしそうな事…



晧覬は腕時計で時間を確認して…

〔じゃ僕はボチボチ会社へ出勤します。後の事は宜しくお願いしますね。〕


そう言って部屋を出て玄関の方へ行った。


私も慌てて玄関まで行き「行ってらっしゃい。」そう言うと〔行って来ます。〕そう言ってまた私にキスをして晧覬は出て行った。




晧覬が出て行ってから何をしょうか?
どうしょうか?
悩んでると…


家の電話が鳴り…

取るか?取らないか?で迷ってたけど…
晧覬の書類の件もあって電話に出た。



はい。藤堂です。


???????


もしもし?


藤堂ですけども…


無言電話ですか?


やだな…

そう思ってると…


ガチャ。プーッ、プーッ、プーッ…


電話が切れた…