その言葉に…
自分が晧覬に見とれてたのに気付いた。
〔瑠璃、今日ごめんだけど…。もしかしたらこの書類が必要に成って来るかも知れないんだよ…。要る様だったら電話するから会社に持って来てくれないかな?〕
分かった。
そう答えると…
晧覬がキスした…
…………………。
これって…
本当に新婚さんがしそうな事…
晧覬は腕時計で時間を確認して…
〔じゃ僕はボチボチ会社へ出勤します。後の事は宜しくお願いしますね。〕
そう言って部屋を出て玄関の方へ行った。
私も慌てて玄関まで行き「行ってらっしゃい。」そう言うと〔行って来ます。〕そう言ってまた私にキスをして晧覬は出て行った。
晧覬が出て行ってから何をしょうか?
どうしょうか?
悩んでると…
家の電話が鳴り…
取るか?取らないか?で迷ってたけど…
晧覬の書類の件もあって電話に出た。
はい。藤堂です。
???????
もしもし?
藤堂ですけども…
無言電話ですか?
やだな…
そう思ってると…
ガチャ。プーッ、プーッ、プーッ…
電話が切れた…


