キッチンでスクランブルエッグを作りウィンナーを焼きサラダを盛り付けしコーヒーを作りパンを焼いてたら晧覬が起きて来て…


〔いい匂い!〕

もうじき出来るよ!


そう言うと…


〔何か?手伝う事って無い?〕


じゃ出来た分からテーブルに持って行って欲しい…
と言うとOKって持って行ってくれた。

これって…


……………………。

〔僕達、新婚さんみたいですね。〕

確かに…

今、私も思った…



晧覬は私が作った朝食を残さず全部食べてくれた。


〔今日の晩ご飯も楽しみ!〕って…



晩ご飯ね…
買い物にも行かないとダメだな…
と考えてると…


晧覬がはい!って手を出して来た。

手の先を見ると…


あっ…


〔瑠璃に渡しとくから今日から頼むね。〕

銀行のキャッシュカード…


〔暗証番号は瑠璃の生年月日だから…〕


…………………。
この人は…


分かった。そう言ってキャッシュカードを貰った。


キッチンで食器を洗ってると晧覬に呼ばれ行くと…


晧覬は藤堂弁護士に変身してた…

眼鏡をかけて…

スーツ姿…

やっぱり格好いい…



〔何をそんなに僕を見つめてるんですか?〕