晧覬がお腹は空いてないの?


そんな言葉に…


お腹すきました…

いっぱい泣いて…

いっぱい大声を出したから…


晧覬はじゃ下に行こうか?

そう言って私の手を握り部屋を出て階段を降りる。




リビングに入ると…


おじさんとおばさんに何故か?私の両親がまだ居た!!



私はキス目撃から…


どうも親と晧覬のご両親に目が合わせられなくて…

下を向いてると…



〔これからは両親が公認してるんだからそんなに恥ずかしがらないの!それにもう隠す必要性が無くなったらから僕も気にせず瑠璃にキスしたり抱き締めたり出来るから嬉しいんだけどね!!〕


本当に嬉しそうな顔をして私に話す晧覬に私は頬を膨らませた。



〔なんで頬を膨らませて拗ねるの?瑠璃は僕が嫌なの?〕


違うもん!
だって公衆の面前でそれはしちゃダメでしょう?


そう言うと…



〔別にそんな法律はないよ。度が過ぎるとダメだけどキスしたり抱き締めたりは罪には成らないよ。モラルの問題にはなるけど…〕


そう言う晧覬に…



じゃモラルの問題なら常識人間か?非常識人間か?のどちらかでしょ?
だったら…

晧覬は大丈夫よね!

弁護士さんなんだからさ!


晧覬は…


〔無理!〕
即答だった…


なっ!
なっ!
なんでよ!!


そう言うと…


〔ずっと好きだった人が僕の彼女に成ったんですよ…。そんなの無理に決まってます。〕
何が無理なのよ…


〔我慢できる訳がないでしょう…
普通に考えたら分かるでしょ?瑠璃?〕


分かるでしょ?
と言われてもね…


人前では恥ずかしいからやめて欲しい…


〔だから…瑠璃くどい!ダメ!無理!嫌!僕は我慢しない!!〕


はぁ~
溜め息が出るよ…



なぜ私は晧覬を選んでしまったのか?



この後から私は後悔するハメになる…




何か…



嫌な予感と…




前途多難って言うかそんな感じなんですけども…


大丈夫かな私?