香水の香り…


微かに残ってた私の記憶…

毎日きて優しい顔で優しい声で…

無気力だった私に…

返事をしない私に毎日、毎日、話し掛けては微笑み…


記憶をシンクロさせてようやく誰だか?分かった。



私は晧覬に…

家に来てた時の晧覬の記憶が戻った事。
毎日、様子を見に来てくれてた事。
私の側にずっと居てくれてた事。


それから…


これからも何があっても私の側を離れないで欲しい…
と言う事を話した。


晧覬は私を離し目を見開いて見てた。


〔冗談じゃ無く本気で言ってる?〕


私が当たり前でしょ!とプイと顔を横に向けると…


〔瑠璃ありがとう。本当に嬉しい。〕

そんな感想を述べられました。



私は晧覬に達哉の事はもう過去として…
けじめをつけたと話した。


達哉と晧覬。

私は二人の男性から同時に愛されてた事を知った今、愛し方や愛され方は違うけれど…
本当に前を向いて晧覬だけを愛して行ける。晧覬だけをずっと見続けられる。


私はもう過去を振り返らない!

晧覬と二人なら私は大丈夫。


これからどんな事があったとしても二人で乗り越えられる。


私は晧覬から絶対に離れ無い!!



絶対に晧覬と一緒になる結婚したい!!


結婚する!!


私は晧覬の前で堅く誓った。