車に乗り込み発進する車…
行き先も告げられずに助手席に乗る私…
晧覬と一緒だから怖くは無いけど…
海岸線を走り…
私がいつか来た須磨海岸に辿り着いた。
…………………。
〔瑠璃?車から降りて少し浜辺を一緒に歩こう!〕
うん。
と頷き私は車から降りた。
晧覬は手を繋ぎ先を歩き出した。
〔瑠璃と二人で海に来るなんて初めてだね。いつも家事や育児に追われる毎日で息抜きさせられなくてごめんね。〕
…………………。
なんか?
晧覬が変です…
〔今度は海水浴にみんなで来ような!〕
…………………。
〔瑠璃?どうした?やけに黙りっこく成ってるけど…〕
不思議に思った晧覬が覗き込み…
触れるキスをした。
浜辺に座り海と満天の夜空を眺めてた。
晧覬が不意に…
〔瑠璃?俺達、結婚式もしないまま一緒に成ったからさ…〕
そこまで言って黙り込む晧覬…
そうだけど…
それがどうしたの?
と答える私に…
ポケットから小さな箱を出して蓋を開け私に見せた。
…………………。
〔式をして無いからさ…随分、遅く成ったけど…はめてくれるかな?〕


